3月は株主優待の権利確定が最も多い月です。
その中でも人気優待銘柄の一つとして知られているのは
KDDI(9433)です。
KDDIといえば通信サービスauがとても有名です。
今KDDI (9433)は買いなのか検証します。
※3月の権利付最終日は3月27日(金)です。
購入を検討する場合はご注意を
KDDI (9433)の株価・株主優待・配当金
【必要最低金額】
276,300円 ※2020年3月13日終値
(1株当たり2,763円)
【優待内容】
au PAY マーケット商品カタログギフト
5年未満保有 | 5年以上保有 | |
100株 | 3,000円相当 | 5,000円相当 |
1000株 | 5,000円相当 | 10,000円相当 |
【必要株数】
100株以上
【予想配当金】
1株あたり年間115円
【予想配当利回り】
4.16%
【優待利回り】
1.08%(100株以上5年未満)
1.81%(100株以上5年以上)
0.18%(1000株以上5年未満)
0.36%(1000株以上5年以上)
・配当利回りは4%超えの高配当
・優待利回り的には100株所有がよさそう
私がKDDI(9433)を所有していた時の買値、売値とその時期
購入価格288,200円(19/7/11)
売却価格308,100円(20/2/28)
損益+19,900円
なぜ売却したのか?
新型コロナウイルスによる日本株の下落が理由です。
結局売却せずに保有していたらマイナスになっていたので、
売却してよかったと思っています。
本当は1週間程度前から売却を考えていましたが、
なかなか踏み切れないでいました。
というのも、KDDIは主にauに代表される通信企業の大手であり、
新型コロナウイルスに影響される業種ではないと考えていたので、
決心が鈍りました。
新型コロナウイルスに影響を受ける産業とは?
下記のようなものが想定されます。
- 旅行・観光業
- 航空・鉄道・バス・船舶
- ホテル・宿泊業
- 飲食店
- 海外に工場をおく製造業
新型コロナウイルスに影響を受けにくい産業とは?
主として巣ごもり産業が想定されます
- アプリゲーム開発、運営
- 通信サービス
- 配信サービス
- 有料チャンネル放送(スカパーなど)
しかし、コロナウイルスの影響はこれにとどまらず、ほぼすべての銘柄の株価が暴落しております。
巣ごもり需要を期待し、
私はスカパーJASTホールディングス(9412)を保有しておりますが、
下記の通り現在損失が膨らんでいます。
スカパー(9412)
購入価格48,800円(19/12/23)
現在価格38,000円(20/3/13保有中)
損益-10,800円
KDDI(9433)は現在買いなのか?
公表されている2019年12月期の決算情報を見る限りでは増収増益で比較的好調だと言えると思います。
それに5Gの話題と今後につながるプラス要素もあります。
しかし、その後コロナウイルスの感染が世界的に広まりました。
また、他の通信大手である
- NTTドコモ(9437)
- ソフトバンクグループ(9984)
に加え、
- 楽天(4755)
の株価も2月末と比較し暴落しております
(3割近く暴落しているものもあります)
それだけ新型コロナウイルスに対する懸念や不安が大きいものと思います。
ワクチン開発もまだで世界的にも対応策がなく
ネガティブな状況が続いております。
また、日本特有のリスクである
・東京五輪の開催の是非や経済的損失
がつきまとう限り、株価はしばらく乱高下が続く不安定な相場となると思います。
様子見が吉かと思います。
以上の理由から私はおススメしません。
最低投資額も276,300円と決して安くないですが、
近年でみると比較的低水準なので、
リスクを容認できるなら購入もありかもしれません。